脳梗塞を発症し医師から「車の運転は今の身体状況では難しい」と言われていたそうです。当店のリハビリを開始して半年、身体や感覚に自信がつき「これでいけるのでは？」と、かかりつけの病院にて検査を受けましたが許可がおりませんでした。
 
しかしここで諦めることができず、セカンドオピニオンという形で違う病院で検査を受け、自動車会社が行っている運転復帰プログラムを利用する運びとなりました。ここでは病気やケガ等でトラブルを抱えたドライバーが運転可能か、現状の把握や指導をしてくださいます。新しい病院での運転再開に向けたリハビリや検査と同時進行で、当店でも高次機能障害に対するリハビリを再度徹底的に行いました！
 


 
リハビリでは、注意機能の評価ができる機器とドライブレコーダーの画面を一緒に見る、後遺症が残る左手足の感覚入力を強い刺激で行うなど、身体の左側への意識を強化しました。医師から無事運転許可を得たものの、不安もあり踏みとどまっていらっしゃいました。
 
当店スタッフから「ペーパードライバー講習にいってみては？」と提案し、講習に同行させていただきました。そして、教習所の先生からも「大丈夫ですよ」との声をいただくことができました。
 

 
そして２日後、なんとご自身の車を運転して来店されました！今では生活の中で運転が当たり前になり、職場にもご自身の運転で通われています。