以前当店を利用されていた方からの紹介でご利用に至られました。約１年前に脳卒中を発症され、麻痺が強く、「力が抜けない」「装具なしでは歩けない」状態でした。


麻痺側の体重をかけている感覚が鈍く、まずは足の裏に体重をかける練習を重点的に実施しました。徐々に荷重量を増やしバランスの取れた立位姿勢ができるようになったため、装具を外した状態での歩行練習や杖なしでの歩行練習を実施しました。また膝が伸びすぎてしまう点もあり、曲げながら支えることの動作練習を徹底的に実施しました。


「今どのくらい体重がかかっているのか？」「どのくらい掛けたら真ん中なのか？」など脳卒中の後遺症特有の感覚障害により、そういった感覚が分からない状態でした。そのため弊社独自開発であるsplitRを使用し、随時モニタリングしながら歩行練習を実施しました。splitRはベルトが左右で独立しているトレッドミル歩行マシーンです。左右それぞれの速度を変えることができ、適切な荷重量を自然な歩行の中で促します。


その他にも、鍼灸でこわばった筋肉に対して、鍼でダイレクトにてアプローチすることで動かしやすい体づくりに努めました。トレーニングでは、膝を曲げるための筋肉やお尻周りの筋力強化を行いました。


天候にも恵まれ、国際通りを歩かれたり、当初のご予定であった、ゴルフにも臨まれました。終始不安感はなく過ごされたようで、お写真のとおり、手の緊張も抜けた状態でゴルフを実施され、スコアも90台で回れたと嬉しそうにお話しされていました。
 

また、別日には初のシュノーケリングに挑戦されたようで、不安はあったもののインストラクターやご友人のサポートもあり、海に入ることができたそうです！インストラクターの方とのお話しで、「来年はインストラクターの資格を取りたい！」と新しい目標ができたようです。終始楽しく過ごされたようでスタッフもとてもうれしく思いました。次の目標に向けて頑張りましょう！