テレビ放送にて当店を知られました。１年前に発症され、身体が全体的に前傾姿勢であり、左方向に傾いていました。また左手のこわばりや歩く際の脚の上がりにくさがありました。ほとんど動作自体に不自由さはないものの、肩の動かしにくさや歩きにくさがあったため、もっと動きやすい体になりたいというのが目標でした。


【課題①蹴り出しの弱さ】歩きの際は支えにはほとんど問題はなかったですが、蹴りだす際の力の弱さから重心が落ちてしまい、歩行の際の不安定につながっていたため、指先の柔軟性や、ハムストリングスや下腿三頭筋などの太ももの後面筋を強化しました。また自宅でも実施していただき、小走りができるようになるまで安定性が改善されました。

【課題②手の使用頻度の低下】発症後より左手を使う頻度が少なくなったことで、手のこわばりや握りこんだ際の痛みが出ていました。そのため、まずは鍼灸とリハビリにて指の間の筋肉を刺激し柔らかさをだしていくようなアプローチを実施。また、自宅でのトレーニングを指導し継続することで痛みは徐々に減り、趣味であった重力球の最後の決めポーズの際のボールのキャッチができるようになられています。まだまだ失敗もあるものの「取れる回数が増えてきたよ」と嬉しそうにお話しされていました。

【課題③全体的な耐久性低下】「まだまだ運動したい！」「色んなことにチャレンジしたい！」というお気持ちも強く、負荷をかけたトレーニングを実施しました。不安定なマット上でのトレーニングや片足で回転する練習などレベルの高いものにもチャレンジされ、当初みられていたようなふらつきは少なくなりました。また、ある日はご自宅近くの公園で走ってみようかなというお気持ちになり、実際に走ってみると小走りができたそうです。できることが少しづつ増え、自信を持てるようになったということもあり、いよいよ旅行にチャレンジです！

熊本の黒川温泉郷へご旅行されました。「長いこと歩けるかな？」とご不安も口にされていたものの実際に行ってみて「長く歩いても歩けましたよ。天気も良くてすごくきもち良かった。」と話されていました。


約２年ぶりとなるご旅行で、温泉付きのお部屋であったことから安心して温泉にも浸かれたようです。病前から海外旅行にも行かれており、楽しそうに思いで話をしてくださるお客様、今度はヨーロッパ旅行を目標に頑張りましょう！


このご旅行きっかけに色んな事にチャレンジされ、バスや電車に乗っての外出などもできるようになったそうです。趣味の「重力球」も獲得できるよう精一杯サポートさせていただきます！