もともと通っていたデイサービスにセラピストがいなくなり、このままではリハビリにならないということでご自身自ら「脳梗塞 リハビリ」と検索されました。ほかにもヒットしたリハビリ施設はありましたが、脳梗塞に特化したリハビリが受けられるという事が本センター利用の決め手となり、県外からのご利用者でしたが、仕事の休みをとりながら毎週2回熊本まで通い一生懸命リハビリを受けられました。


「歩きをよくしたい、手を動かしたい」というのが最初のご希望でした。歩行に関しては当初、５ｍ歩行に　秒かかっていましたが、現在は約半分の　秒で歩けるようになりました。日によってはとても足が軽く出る日があるとのことでした。また18　から始めたバーベルスクワットも現在は　　まで 上げることができるようになり、脚の筋力も更に向上しているのがわかりました。


手に関しては、今まで右手の補助がなければ腕を上にあげることができませんでしたが、鍼で緊張を落とした後に理学療法で肩や肘の運動を丁寧に行っていくことで、補助なしでも徐々に腕をあげることができるようになりました。「どうやって動かしていいかがわからなかったけどリハビリでは動かし方のコツをおしえてくれた。日によってではあるが足が軽くなった。」と笑顔で報告してくださったこともとても印象的でした。


自主練習では目標に向けてひとつずつステップアップしていきました。台ふきや箱を持ち上げる大まかな動作からはじまり、現在はゴルフボールをつまむ細かい動作の練習中です。分かりやすくスケジュールや課題を写真や文章付きで渡して下さったのではじめは中々うまくいかなかったことも少しずつクリアしていきました。


体の変化が自信に変わりました。前向きな気持ちにもなり、最近は散歩にも行かれたそうです。今後の目標は、夏に大好きなサッカー観戦と観光をしに広島まで杖なしで行くことです。